ドバイに見るビジョンの大切さ

二代目経営者の魂の願いを
一緒に叶える理念実現パートナー
安藤徹哉です。

 

先月、1124日~29日に
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイへ
出張で行ってきました。

ドバイは私が商社時代に
5年間駐在していた
非常に思い入れの深い国です。

 

私が駐在していた1995-1999年当時、
今ほどドバイという国は
有名ではありませんでした。

今回18年振りの訪問で、
劇的に発展したドバイの街を
目の当たりにして驚くことばかり。

 

旧市街は昔ながらの風景ですが、

 

市街地に出れば近代的なビルが
競い合うように建っています。

 

 

一番驚いたのはメトロ。
この近未来感!

 

 

出張の目的は、
「The Big 5 Dubai」という
建築や内装関係の展示会訪問でしたが、

 

18年前の仕事のパートナーに会ったり、

 

18年振りに昔の直属の部下から
いきなり電話があり再会したり、

 

色々な意味で時の流れを感じました。

 

 

さて、今回は
そんなドバイという国の

壮大なビジョンと
劇的な発展の歴史について。

  

ドバイは50年ほど前までは
砂漠の小さな港町でした。

1966年ドバイで
石油が発見されましたが、

ドバイは周辺の産油国よりも
石油埋蔵量が少なく、

「ドバイの父」と呼ばれた
シェイク・ラシード首長は、

「石油はいつか枯渇する。
限りある資源に未来はない」と、

石油に依存しない国づくりを
目指しました。

 

「貿易の国」として発展するという
ビジョンを
実現するため、

オイルマネーで得た利益を
空港と港の建設に投資し、

さらに道路・病院・学校などの
インフラも整備。

 

また、
シェイク・ラシード首長の息子である
ムハンマド(シェイク・モハメド)も、
※現・首長

強いリーダーシップで
国の繁栄を加速させました。

 

エミレーツ航空の設立、
フリーゾーン(自由貿易地域)
を開業するなど、

外国企業を広く誘致する
体制を整えたり、

 お金持ちの国ドバイの象徴、
ヤシの形をした人工島の
パーム・アイランドや、

世界で2番目に高い高層ビルである
ブルジュハリファの
建築を指揮しました。


(この2人がドバイを発展させました)

 

そして今では
世界中からヒト・モノ・カネが
ドバイに集まって来ています。

 

ギラギラしたお金持ちのイメージが
強烈なドバイですが、

オイルマネーに踊らされる事なく、
危機感を持って、明確なビジョンを描き、

ユニークなアイデアを打ち出し、
強力なリーダーシップよる実行力で、

今日の驚異的な発展を遂げました。

 

その結果、今では
貿易・観光・製造・建設・金融など
幅広い産業で経済活動が盛んです。

 

ドバイは建国から僅か47年で
砂漠の国から世界有数の都市に
なりました。

 

私が駐在していた1995-1999年も
建築ラッシュでしたが、

それを上回るスピードで
発展している事を肌で感じた
出張でした。

 

現在のドバイの発展は、
先を見据える
確固たるビジョンがあってこそ。

ビジョンの大切さと覚悟の在り方を
再確認した旅でした。